坐骨神経痛

坐骨神経痛は、腰から足先にかけての痛みやしびれを伴う症状です。

腰痛の原因の約50%を占めると言われており、比較的多くの人が経験する可能性があります。坐骨神経痛になると、日常生活でさまざまな問題を抱えるようになります。

  • おしりの奥に鈍痛と重だるさが続き、ずっと押していたい
  • 長時間座っていると痛みが強くなる
  • マッサージすると気持ちいいが、また戻ってしまう
  • 寝ていても痛みがあり、寝起きも固く伸ばしてから起きる
  • 性行為が困難になる

このような症状があると、仕事や家事、趣味など、さまざまな場面で制限が生まれてしまいます。

身体の中のメカニズム

坐骨神経は、腰から足先までを走る太い神経です。この神経が圧迫されると、痛みやしびれなどの症状が現れます。また、ホルモン分泌の乱れと冷えなどもあげられます。

圧迫の原因となるのは、主に以下の3つです。

神経の圧迫
椎間板ヘルニア:腰椎の椎間板が飛び出し、神経を圧迫する
骨棘や骨の変性骨の中心にあたる椎体が退行性変性により神経を圧迫することがあります。
脊柱管狭窄症:脊柱管が狭くなり、神経が圧迫される

神経の炎症
神経が圧迫されることで、神経周辺の組織に炎症が生じます。炎症が神経を刺激し、痛みを引き起こすケースもあります。

神経の過敏性
長期間にわたって圧迫や炎症が続くと、神経が過敏になります。少しの刺激でも強い痛みを感じるようになります。これが、慢性的な痛みとして現れることがあります。

また、慢性的な時間が長くなるにつれ、神経から血流の障害を起こすことがあります。神経からの栄養伝達がうまくいかなくなることで、痛みなどが増強します。

一般的な病院や整体での対処方法

坐骨神経痛の原因は、椎間板ヘルニアや腰椎分離症、脊柱管狭窄症など、さまざまな診断されることがあります。

病院では、痛み止めや消炎剤などの薬物療法や、理学療法、手術などの治療が行われます。整体では、筋肉の緊張をほぐしと、独自の方法でのアプローチになります。

どちらも根幹治療とは言えません。

カイロプラクティックケア

カイロプラクティックでは、それぞれの身体の内側の問題と捉えます。

日常生活から、重いものを運ぶ、立ち続ける仕事、座り続ける、デスクワークが5-6時間続くことが当たり前のようになっています。長時間、同一姿勢が続くような環境にあります。そして、身体の深部にある椎間板などに損傷を与えてしまうことが多く見られます。

つまり、身体の内側を生活環境に適応できるように整えることが重要になります。

カイロプラクティックのアジャストメントにより神経の流れを正して、身体の流れも活性化してあげることで神経機能を正常化するためのアプローチになります。

坐骨神経痛による問題は、無意識で筋肉が硬直していることが多く考えられます。マッサージなどで筋肉を緩めても元に戻ることが多いでしょう。なぜなら、コルセットやサポータのように負荷がかかり続ける場所が悪化しないように筋肉が硬直し、補強してくれるからです。

例えば、肘を壁にぶつけてしまった場合、手のひらや指先まで痺れることがありますが、時間がたつと徐々にシビレや痛みは引いていきます。本来、神経にストレスがかかっても継続して神経に圧迫がなければ問題が続くことはありません。
坐骨神経痛も同じで、坐骨神経に負荷がかかった状態と考えられます。

身体は、神経を通して脳と繋がりその脳が、身体の問題に対して回復を図るのです。痛みやシビレが続くということは、脳と身体の流れに異常があり、神経の損傷したままということです。

カイロプラクティックケアでは、脳と身体を繋ぐ「神経」の機能を整えます。
全身の機能をコントロールしている神経の根本から正常に整えましょう。

 

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