リンパ液の巡り

リンパ液の巡り方を変えて、自然な回復力を取り戻せる!

この様な方は、問題になりやすいと考えます。

  • 姿勢の崩れ、長時間の同じ体勢

  • 自律神経の乱れ(不規則な生活)

  • 筋肉量の低下(ポンプ機能低下)

  • 肝機能・腸内環境の不調 (食生活の乱れ)

なぜリンパ液の流れに注目するべきなのか?
私たちの体には、血液とは別に「リンパ液」という重要な体液が存在します。リンパ液は、老廃物やウィルス、細菌など回収して、体外に排出する掃除屋のような役割があります。また、免疫細胞を運搬することで私たちの健康を守るシステムの一部でもあります。

・体内で発生する老廃物の約80%は、リンパ系を通して回収されます。
・免疫反応の最前線であり、異物を汲み取って処理する機能を持っている。
リンパの滞りは、免疫低下・慢性疲労・むくみ・炎症・自律神経の乱れに関係する

しかし、リンパ液は心臓のようにポンプにより流れるわけではありません。筋肉やカラダの動き、呼吸の仕方などに大きく左右されるものです。そのため、姿勢の乱れや背骨の歪みがあると、リンパの流れが滞り、結果として免疫力の低下、むくみ、慢性疲労、肌荒れ、さらには慢性的な炎症へとつながることも考えられています。


カイロプラクティックは、どのようにリンパの流れと関係するのか?

カイロプラクティックは、背骨のゆがみをみて神経の働きを正常に保つことを目的としています。背骨や骨盤を整えることで、姿勢が安定することで呼吸が深くなり、カラダのバランスが安定します。これらの変化がリンパの流れを促進するのに非常に重要になります。

特に、鎖骨周辺の可動性は「リンパの最終出口」でもあり、姿勢や胸椎などに強く影響される部分になります。猫背・巻肩の姿勢が続くことで圧迫が起こると、リンパの排出などが滞りやすくなります。

カイロプラクティックで神経の流れを安定させることにより、この部位の可動域が自然と上がるので、全身の巡りを再活性化させるアプローチにつながると言えるでしょう。

背骨や神経機能が乱れると、老廃物の回収率が落ち、慢性炎症・免疫の過剰反応・疲労の蓄積・病的な代謝負担が生じます。

アジャストルームカイロプラクティックでは、カラダを繋ぐ神経の圧迫を取り除き、神経伝達を正常に保つことを目的とします。

神経伝達が適切に機能することで、体内の循環に関わる組織の状態を正確に把握し、自然治癒力を発揮させてカラダの修復を図ることができます。

そのためには、現れている症状を見るのではなく、神経のつながりを正常化させることでカラダの内なる回復力を引き出します。

 

※専門的な内容を少し。

体内で発生する老廃物とは、細胞の代謝や活動によって生じる不要物質のことです。これらは血液やリンパ液に取り込まれ、最終的に肝臓・腎臓・肺・皮膚・消化管などを通じて体外に排出されます。

体内で発生する主な老廃物

1. 二酸化炭素(CO₂)

  • 由来:細胞のエネルギー産生(ATP合成)で生じる副産物。

  • 排出経路:肺から呼気として排出。

2. 尿素・アンモニア

  • 由来:タンパク質(アミノ酸)の代謝過程で発生。

  • アンモニアは毒性が強いため、肝臓で尿素に変換。

  • 排出経路:腎臓でろ過され、尿として排出。

3. 乳酸

  • 由来:激しい運動時や酸素不足の状態で糖が分解された際に生じる。

  • 排出経路:血液中から肝臓で再利用されるか、腎臓経由で排出。

4. 胆汁色素(ビリルビンなど)

  • 由来:赤血球が分解される際に生じる。

  • 排出経路:肝臓→胆汁→腸→便として排出。

5. 脂質代謝産物(ケトン体、脂肪酸の残骸など)

  • 由来:脂肪がエネルギー源として分解される過程。

  • 排出経路:一部は腎臓や肺から排出。

6. 細胞の死骸・壊れた細胞構造(壊死細胞・アポトーシス産物)

  • 由来:自然な細胞の入れ替わりや損傷による細胞の死。

  • 排出経路:主にマクロファージが貪食し、リンパ系で処理。

7. 老廃タンパク質・変性タンパク質(異常タンパク)

  • 例:加齢とともに蓄積するアルブミンの変性体など。

  • 排出経路:細胞内分解酵素・リンパ系で処理。

8. 炎症性物質(サイトカイン、プロスタグランジンなど)

  • 由来:感染・外傷・ストレスによる免疫反応で発生。

  • 排出経路:血液・リンパ液を介して処理・代謝される。

9. 腸内腐敗物(有害ガス・アンモニア・インドール・スカトールなど)

  • 由来:腸内細菌によるタンパク質や未消化物の分解。

  • 排出経路:便、または吸収されて肝臓や腎臓で代謝。

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