肩こり

脳と神経の誤作動:肩こりが治りにくい理由

肩こりが長引くと、脳が 「肩こりが通常の状態」 と誤認してしまいます。

通常、筋肉の緊張が続くと、脳は「ここをリラックスさせよう」と信号を送ります。
しかし、肩こりが 慢性化 すると、脳はその状態に適応し 「これが普通の状態だ」と誤解 してしまうのです。

その結果、
筋肉の緊張が続いても、脳がリラックス指令を出さない
神経が過敏になり、ちょっとした刺激でも痛みを感じる
マッサージを受けてもすぐに戻る

この 「脳の誤作動」 をリセットしない限り、肩こりは何度でも繰り返してしまいます。

肩こりのメカニズムとは?

肩こりは、単に「筋肉が疲れたから起こる」ものではありません。
その背景には、 神経の異常から、血流・筋肉・骨格の負担 が絡み合った複雑なメカニズムがあります。

ここでは、肩こりがどのように発生し、慢性化していくのかを詳しく解説します。

肩こりの始まり:筋肉の過緊張と血流不足

長時間のデスクワークやスマホの使用、姿勢の崩れによって、首や肩の筋肉が 過度に緊張(収縮) すると、筋肉内の血流が滞ります。

血流が悪くなると、

  • 酸素や栄養が筋肉に行き渡らない

  • 老廃物や疲労物質が排出されにくくなる

この状態が続くと、筋肉がさらに固くなり、 血流障害が悪循環を起こす ようになります。

神経の関与:交感神経の過剰な働き

肩こりが慢性化する大きな原因のひとつに、 自律神経(交感神経)の過剰な働き があります。

通常、私たちの体は 交感神経(活動時に優位)と副交感神経(リラックス時に優位) がバランスをとりながら機能しています。

しかし、肩こりが続くと、脳は「肩が緊張している」と認識し、交感神経を さらに活性化 させてしまいます。

すると、

  • 血管が収縮 → 血流がさらに悪化

  • 筋肉が緊張し続ける → 肩が固まる

  • 痛みの神経が敏感になる → 違和感・重さ・痛みを強く感じる

この 「神経の誤作動」 が、肩こりを 慢性化 させる大きな原因です。

カイロプラクティックと肩こり

神経の流れが本来の状態に戻ると、

✅筋肉の異常な緊張が自然と解消する
✅血流が促進され、疲労物質の排出がスムーズになる
✅結果として、肩こりが起こりにくい身体に変わる

慢性的な肩こりは、単なる筋肉の問題ではなく 神経と脳のコミュニケーションの問題 です。

カイロプラクティックでは、 背骨のゆがみ(サブラクセーション)を調整し、神経の流れを正常化 します。

背骨・神経の調整によって 脳が体の状態を正しく認識できるようになると、本来の自己治癒力が発揮され、肩こりになる根本的な部分が正常になります。

もう肩こりに悩まない生活へ

あなたの肩こりは、単なる「疲れ」ではなく 「体のSOSのサイン」 です。

「いつものことだから仕方ない」 と諦めていませんか?
でも本当は、「肩こりから解放されたい」「もっと快適に過ごしたい」 と思っているはずです。

カイロプラクティックは、その場しのぎの対処ではなく、もう繰り返さない身体へ導く方法 です。
あなたの身体が変われば、 朝の目覚めも、仕事の集中力も、毎日の疲れ方も変わる でしょう。

「もう肩こりに振り回されない人生」 を、あなたも手に入れませんか?

身体内部の動き詳細

肩こりが続くと、単に筋肉が固まるだけでなく、 ホルモンバランス にも影響を及ぼします。

特に関係が深いのは、
✅ コルチゾール(ストレスホルモン)
✅ セロトニン(幸せホルモン)
✅ プロスタグランジン(炎症を引き起こすホルモン)
の3つです。

(1) コルチゾールの増加と肩こり
コルチゾールは、副腎から分泌される ストレスホルモン です。
本来は、体を守るために必要なホルモンですが、 過剰分泌 されると、肩こりを悪化させる原因になります。

✅ ストレスを感じる(仕事・人間関係・睡眠不足など)

✅ 脳が「危険だ!」と判断し、副腎からコルチゾールが分泌

✅ 交感神経が優位になり、血管が収縮 → 血流が悪化

✅ 肩の筋肉が緊張し、肩こりがひどくなる

慢性的なストレスにさらされていると、常に コルチゾールが高い状態 になり、肩こりの改善を妨げてしまいます。

(2) セロトニン不足と肩こり
セロトニンは 「幸せホルモン」 と呼ばれ、心身の安定に欠かせないホルモンです。
しかし、肩こりが慢性化すると、セロトニンの分泌が減り、リラックスしづらい状態になります。

✅ 肩こりが続く → 交感神経が優位になる
✅ 副交感神経が働きにくくなり、セロトニンの分泌が低下
✅ 精神的にも疲れやすくなり、肩こりがさらに悪化

この悪循環を断ち切るには、 自律神経を整え、セロトニンの分泌を促すこと が重要です。

(3) プロスタグランジンの作用と炎症
プロスタグランジンは、体が損傷したときに分泌される 炎症ホルモン です。
肩こりが慢性化すると、筋肉のダメージが蓄積し、プロスタグランジンの分泌が増加します。

✅ 肩の血流が悪くなる
✅ 筋肉に微細な損傷が発生し、炎症が起こる
✅ プロスタグランジンが分泌され、痛みが強くなる

この炎症が長引くと、肩こりがさらに悪化し、痛みやこわばりが強くなります。

カイロプラクティックでホルモンバランスを整える
カイロプラクティックの施術によって、 神経の流れが正常化 すると、ホルモン分泌のバランスも整いやすくなります。

✅ 交感神経と副交感神経のバランスが改善 → コルチゾールの過剰分泌を抑える
✅ 神経の働きがスムーズになり、セロトニンの分泌が促進 → 自然なリラックス状態へ
✅ 血流が改善され、プロスタグランジンの影響を軽減 → 炎症の鎮静化

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