不眠症

不眠症は現代社会において多くの人が抱える悩みの1つになっています。調査によると、一般成人の30%~40パーセントがなんらかの寝られない問題を抱えているという報告があります。成人の5%は、不眠のために睡眠薬、睡眠導入剤を服用されています。

大きな災害や、度重なるストレスから「一過性の不眠」が増加する傾向があり、
不眠と日中の不調が週に3日以上が、3か月続く場合は「慢性不眠症」と診断されます。

眠れない日々が続くと、「今日もまた眠れなかったらどうしよう」と不安から、焦れば焦るほど寝られなくなってしまう。不眠症の人が共通して経験する問題です。

このようなことはありませんか?

・日中の倦怠感や集中力の低下
・在宅ワークが増えて外に行かなくなった
・睡眠薬がないと不安
・寝ても背中や腰の張りが取れない
・生活リズムが乱れている

不眠症と体のメカニズム

不眠症は、体内時計の乱れと密接に関連があります。体内時計は24時間周期のリズムを作っています。このリズムの乱れが不眠を引き起こす要因の一つです。

ホルモン分泌との関係

メラトニン
夜間に分泌が増加し、睡眠を促進するホルモンです。昼間の太陽光によりセロトニンが生成され14時間ほどでメラトニンとして変換し、分泌されます。不眠症の患者さんはメラトニンの分泌リズムが乱れていることがあります。

コルチゾール
ストレスホルモンとして、通常は朝に分泌量が増加します。不眠症の方は、夜にコルチゾール分泌が過剰になってしまい入眠を妨げる要因です。

成長ホルモン
深い睡眠中に分泌されます。不眠により深い睡眠が減少すると、成長ホルモンの分泌も減少し、体の回復に影響を与えます。

 

一般的な対処法

病院では、睡眠衛生指導や、睡眠薬などで入眠を促します。家で出来る対象法としては、リラックス法(深呼吸、瞑想)を行ったり、寝る前にスマートフォンやパソコンの使用を控えたりすることで対処することができます。
現状をしのぐためには、有効的ですが根本的な解決に至らないケースも少なくありません。

自律神経とカイロプラクティックケア

不眠症にいたる問題は生活環境に適応できるように体の中から整えることが重要になります。
それには、体内時計のもつ周期を落ち着かせることが重要です。
カイロプラクティックでは、検査から視診、体表温度、静・動的触診から1人1人が持つ問題の部位を見つけます。

脳・自律神経と体のサイクルに異常があると、どれだけ生活習慣を見直しても不眠症の解消とはなりません。

朝日を浴びることで、メラトニンの原料となるセロトニンというホルモン分泌が促進されます。
夜にメラトニンの分泌量が増加し良質な睡眠に繋がります。
コルチゾールは、覚醒を促すホルモンになります。本来、夜に分泌量が最低レベルになり覚醒から睡眠を促進します。

不眠症の原因としては、脳から分泌されるホルモン分泌の情報がうまく伝わらない状態であると考えられます。

自律神経が安定していれば、メラトニン分泌の正常化、コルチゾール分泌の調整、成長ホルモンを促進させ深い眠りを促せるように変わっていきます。

必要なホルモンを必要な量だけ分泌できるように、脳と神経・体の中が認識できるようにすることが必要です。それには、神経の流れに着目することが重要です。

カイロプラクティックケアでは、脳と身体を繋ぐ「神経」の機能を整えます。
全身の機能をコントロールしている神経の根本から正常に整えましょう。

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