四十肩・五十肩

四十肩・五十肩は、中高年に多く見られる肩の痛みと可動域制限が特徴の症状で、正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれます。40-50代に多く発症しますが、60代以降でも名称は変わりません。

国民病と言われるほどで、3人に1人は肩こりになるという問題です。
仕事やプライベートでの悩みやイライラに繋がる症状と言えます。

見えない生産性の落とし穴
肩の慢性疼痛による勤務時間の損失は、1週間で4.6時間といわれています。
肩の鈍痛などで、悩みが思考されている時間といってもいいでしょう。

このような経験はありますか?

・肩の痛みで、寝返りしたときに目が覚める
・急な動きで痛み力が入らない
・電車のつり革まで腕を上げるのが困難
・いつもの様に背中に手を回せない
・デスクワーク中に、鈍痛で集中できない

肩こりのメカニズムと体の反応

人は、普段の生活から仕事・作業をする際、ストレス(肉体的負荷)を受けます。そのストレスに抵抗するために交感神経が刺激されます。筋肉と血管の収縮が続き、疲労物質がたまります。自分の意識とは別に筋緊張が続いてしまいます。
これが、コリと鈍痛などの悩みにつながります。

長期間の負荷がかかり、慢性化すると血管拡張を促すためにプロスタグランジンというホルモンを分泌することで体の修復を試みます。
代謝を促進させるため炎症を促しますが、この反応には痛みが伴ってます。

肩周囲の筋肉や皮膚の感覚を支配している神経は、頸椎から出ているため、首や背中の問題が肩の症状に影響を与えます。
片方の方が良くなったと感じても、反対側の方に痛みが出てきたり再発してしまうのは肩だけに問題があるからではありません。

一般的な対処法

一般的な治療とされるのは、炎症を抑えたり、痛みを軽減させる鎮痛薬、血流改善の筋弛緩薬、疲労物質を取り除くためビタミン剤の処方が上げられます。

自分で出来るケア
家での安静、寝る姿勢の工夫、ストレッチ、お風呂などで血流促進が上げられますが、これで解決できれば国民病と言われることはないでしょう。根本的な解消には難しいケースが多く感じます。

では、なぜ肩に痛みがある人、ない人がいるのはどうしてでしょうか?

カイロプラクティックのアプローチ

カイロプラクティックでは、四十肩・五十肩は体の内側からのサインと考えます。一般的には、デスクワーク・運動不足、ストレスなど体の外に原因と考えられていることが多いです。

首や胸・背中の背骨から肩に繋がる神経が出ていますが、猫背といった体が丸くなるような姿勢が続くことで、神経に圧力がかかり体の動きが制限されます。

カイロプラクティックケアでは、血流異常のある部分を検査していき、異様に代謝が進んでいるところ、低下しているところを見つけ出します。
この部分をサブラクセーションといいますが、この血流異常、神経への圧力部分を取り除くことにより脳が体の状態を認識することができるようになります。脳は、体状態を認識することができるようになります。このことから、体の自然な修復と回復プロセスを促進、肩の可動性を取り戻せるよう働きます。

生活習慣の見直しでは測れない、体の中に向けた問題にフォーカスします。
自律神経が自身で整うことにより、血流の正常化、ホルモン分泌の正常化、神経伝達の安定から筋肉の緊張緩和が自らの身体でおこなうことができるようになります。

単なる加齢現象ではなく、神経の乱れが引き起こすサインになります。
カイロプラクティックケアで、根本的な原因から整えていきましょう。

 

 

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